果物と保存食の深い関係。

花が散り、葉が新緑から深緑に変わり、日差しが強くなってくると果樹が小さな実をつけ、日々成長していきます。
しかし、今年は4月の長雨と5月の低気温&日照不足がたたり、庭の果実の出来が芳しくありません。

花は満開に咲いたのですが、上記のような天候により蜜蜂が花粉を集めず、受粉率が低下。そして、実をつけたとしても光合成ができなければ木は栄養不足を解消するため、過剰な果実を切り捨てます。

2021年度、庭の果樹の収穫予想

昨年はさくらんぼと林檎が豊作でした。

今年は恐らくこのような感じになると思います。

  • さくらんぼ 不作 (昨年比1割)
  • 不作
  • 西洋スモモ 豊作
  • 林檎 不作 (昨年比2割)
  • 洋梨不作 (昨年比2割)

昨年、杏は花が霜にやられたのでそれと比べれば今年は少し収穫できそうですがそれでも不作です。
西洋スモモは昨年全く実をつけなかったので、今年の豊作の予感はとても嬉しいです。

西洋スモモの木

自然の恩恵を享受する、瓶詰めの術

その年の気候により大きく左右される果実の収穫量。ある年は食べきれないほどたわわに実り、ある年は一つも実をつけないこともあります。

そこでスロバキア人が夏にせっせとこしらえるのが果物の瓶詰めです。
主にジャムやコンポート(シロップ漬け)を作ります。

ジャムはお菓子に使ったり、コンポートは肉料理の付け合わせにすることが多いです。

こちらが私が過去に作ったジャムとコンポートです。

西洋辛子やマヨネーズの空き瓶を再利用もご愛嬌

写真中央の洋梨のコンポートは4年前に初めて作ったものです。(最後の一瓶)
きちんと保存容器を煮沸し、密封することで10年は保存可能だそうです。

自然の英知と人の暮らしの知恵に舌を巻くばかりです。

今の田舎暮らしは理想やイメージとは少しばかり(いや、だいぶ)違う生活ですが、日本の都会にいた頃にはただ仕事をして他人の評価を気にする毎日に暮らすことの意味なんて考えもしませんでした。
人の暮らしがどうあるべきか、毎朝庭を照らす朝日に問いかけられている気がするのです。
私がここに来たのも必然だ、そう思えるようになったのはここ最近のことです。

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