Klobása スロバキアの腸詰め肉

クロバーサとは薫製にした肉の腸詰めのこと。簡単に言えば、スロバキアのソーセージの一種です。薫製、乾燥具合の差違、辛味の有無により種類は様々です。そのまま薄く切って前菜として、または焼いて食べたり、スープ具材として使うことが多いです。用途によって最適なクロバーサを選ぶ、これが美味しいクロバーサを食べる秘訣。どれが良いか分からないときは購入時に店員さんに相談すると教えてくれます。

脂肪分が多く、加熱すると脂が染み出します。主人はこの脂が大好きで、表面をカリカリになるまで焼いてパンにたっぷり脂を吸わせてマスタードをつけて食べます。脂の旨味と肉と香辛料の風味がとても美味しいのですが、日本人の私には胃に重すぎるので、いつも少量をいただくようにしています。日持ちするので、冷蔵庫に常備しています。

ちなみにスロバキアでは、油っこい肉製品を食べるときは必ずchlieb (フリエブ)と呼ばれる食事パンと一緒に食べます。胃の負担を減らし、消化不良を防ぐかららしいです。ピクルスを添えると尚良し。

先日、隣人がクロバーサを作るというので、お手伝いさせてもらいました。豚挽き肉を使うのが一般的ですが、今回は豚肉と鹿肉の合挽き肉を使用。塩胡椒、ニンニクや香辛料で味付けをして豚の腸に詰めます。そして一晩味を馴染ませた後、5、6時間かけて薫製にします。2週間寝かせ、熟成させて完成です。

腸詰めを作るなんて初めてで不慣れながらも新鮮で楽しい経験でした。こうしてスロバキアの食文化を深く知ることのできる機会をもらえて有難いことです。

お祭りなどの催事やクリスマスマーケットの屋台料理としてもよく見かけるクロバーサ、スロバキアにお越しの際、見つけたら是非ご賞味下さい。

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