スロバキアでクリスマスは家族と過ごす時間として、とても大切な時期。
基本的に24日~26日は店舗はお休み。スーパーマーケットも24日は11時まで、25日26日は閉まります。
クリスマスが近づくにつれて、スーパーも混むので少し早めにクリスマスの献立の買い出しを済ませることにしました。
主役は鯉

スロバキアのクリスマス料理といえば、鯉。
今では真空パックになったものや切り身も売っていますが、もちろん生きた状態のものも購入できます。お願いすれば、その場で下処理をしてくれます。
主人が幼い頃は生きた鯉を買ってきて、浴槽に放してクリスマスに捌いていたようです。
昨年切り身を買って、初めて鯉を食べてみましたが、泥臭く固い小骨も多くて、正直美味しいとは思えませんでした。
現在では冷凍の鱈や鮭や鱒の切り身なども流通しているので、手軽で美味しいこちらを買うスロバキア人も多いです。
誘惑だらけの買い物

肉食文化のスロバキア、加工肉製品の種類も量も驚くほど。

イースターとクリスマスの時期だけ販売されるこちらのパン。
バターが多く使われた甘めのパン(ブリオッシュみたいな感じ)です。ふわふわしたパンを普段食べないスロバキアでは特別な存在。

寒さの厳しいスロバキアでは冬は度数の高い(40%以上)蒸留酒の消費が増えます。
ウォッカやウイスキー、ラム酒だけでなく、スロバキアではハーブや西洋スモモ、洋梨などの蒸留酒が定番です。
異国の贅沢品

ナッツやドライフルーツもクリスマスには欠かせません。
パイナップルやココナツなど南国からの輸入品はスロバキア人のクリスマスの贅沢品といった感じでしょうか。
社会主義時代、みかん、パイナップルはクリスマスの時期にしか手に入らなかったそうです。幼少期がまだ社会主義だった主人は今でもみかんとパイナップルをクリスマスに買いたがります。
もー、パイナップル自分で切ってよ。
毎年繰り返す過ち
私は、日本にいたときは年末の買い出しがとても楽しくて好きでした。母とどうでも良いことを話しながら、あれが食べたい、これも食べてみたいと買い物かごに入れていき、いつもお会計は予算オーバー。
この時期だけしかお目にかかれない食品もありますので、今回も財布の紐が弛んでしまいました。
缶が可愛くて思わず買ってしまった1kgもあるイタリアのクリスマスの菓子パン、パネットーネ。でもあっという間に食べてしまいそう。

12月は美味しいもので溢れていますよね。