格安に身軽に旅を、ライアンエアーを初利用。

旅行で飛行機に乗る際、いつもどの航空会社を使うか私はあまり気にしないのですが、ブダペスト(ハンガリー)からヨーテボリ(スウェーデン)へライアンエアーを初めて利用してみた私の体験談をまとめました。

情報は2021年9月現在のものです。

ちょい旅のマイルール

私たち夫婦のちょい旅の旅先の決め方は旅行予約サイトでお買い得価格になっている航空券を検索して最安値のものの中から選ぶのです。

今回のヨーテボリ(スウェーデン)旅行もこの方法。大人二人往復で47ユーロ(日本円で6000円程)。すぐに飛びついたものの、航空会社はライアンエアー
色々ややこしかったり、トラブルがあったり、あまり良い噂を聞かないもので少し不安を感じて躊躇したものの、購入。

ライアンエアーの注意点

ライアンエアーはピストン運行により収益を上げています。まるでシャトルバスかのように休みなく就航地を飛んでいます。
そのため、乗客を下ろしてからの機内清掃の時間はありません。特に夕刻から深夜の便は 座席や床にパンくずなどが落ちているのは仕方がないと思っておいたほうが良いかもしれません。
もしあなたの座る座席にポテトチップの食べかすがあってもササッと払って座っちゃいましょう。

荷物の手数料の罠

ライアンエアーは数年前に荷物に関する規定がさらに厳しくなったようで、通常、55cm×40cm×20cm以内の荷物は貴重品かばんとは別に機内持ち込みできるところが他社航空では一般的ですが、ライアンエアーは一番安いスタンダードチケットだと40cm×25cm×20cm以内の荷物一つのみ! つまり貴重品かばんともう一つのかばんを機内持ち込みは不可能なのです。

もし貴重品かばんとは別に荷物を機内に持ち込む、あるいはスーツケースを受託手荷物としてチェックインカウンターで預けるのであれば追加料金を支払わなければいけません。

Standard fare の航空券を購入したなら、主な方法は以下の通り

●Priority&2cabin bags を選択、貴重品かばん(40cm25cm20cm以内)と55cm×25cm×20cm以内上限重さ10kgの手荷物2つをかばんを機内持ち込み可能。(数量限定)

●受託手荷物としてカウンターで預ける。
10kgまたは20kgのプラン

他にも荷物に関してオプションがたくさんありますので、気になる方はご自身で調べて下さいね。
気になる荷物のオプション料金ですが、Priority&2cabin bagsだと20ユーロ(2600円)、受託手荷物だと27~45ユーロ。(3500~5800円)
しかも上記の金額は片道、つまり往復だと倍の金額です。
もはや航空券より高い。

オンラインチェックインは事前に各自で!

ライアンエアーのチェックインは公式サイトまたは公式アプリで事前に各自で行うこととなっています。スタンダードチケットで座席指定をしない場合だと、フライト24時間前にオンラインチェックインカウンターが開きます。
このチェックインを行わずに当日チェックインカウンターに行くと罰金として高額請求されるようです。50ユーロくらいだったかな?
もう追加料金や罰金に怯える私。

行きしなはオンラインチェックイン後に航空券を印刷して行ったのですが、公式アプリでの航空券のQRコードだけでも問題ありませんでした。
もし、ビザチェック(後述します)が必要な場合は航空券を印刷する必要があると思います。

また、座席指定をする場合は追加料金を払う必要があります。しかし、座席指定をすることで、早期にオンラインチェックインができる利点もあります。
指定なしを選択すると、コンピューターにより適当に座席が割り当てられます。

今回私たちは座席指定をしていないので私と主人は離れた席でしたが、往復ともに3割ほど空席だったので、主人を横の席に呼び寄せました。
離陸後しばらくすると同じように家族と席が離れている人たちの大移動が始まりました。
まぁ、ヨーロッパ内の移動であれば大体が1~3時間ほどなので全然問題ないですけどね。

ビザチェックとはなんぞや?

ライアンエアー独自のシステムで、万が一乗客が目的地で入国拒否になると、ライアンエアーが責任を持って出発地へ再輸送しないといけないリスクを回避するための措置のようです。
以下のフライトの場合はチェックインカウンターで印刷した搭乗券にビザチェックを依頼し、確認済のスタンプをもらう必要があります。

●シェンゲン圏外からシェンゲン圏へのフライト、またはその逆。
●シェンゲン圏外からシェンゲン圏外へのフライト

今回、私たちはブダペスト(ハンガリー)からヨーテボリ(スウェーデン)へのシェンゲン圏内の渡航。
なので、ビザチェックは不要!と思ってライアンエアーのホームページを確認すると、EU/EEA の市民以外はビザチェックを受けて下さいと記載があるではないですか!日本人の私(EUの居住ビザを所有しているけれど)どういうこと?と不安になり、チェックインカウンターで確認すると必要ないとのこと。

もしビザチェックが必要な場合はオンラインチェックインをして、印刷した航空券に「visa check」と記載されると言われました。
確かに印刷した私の航空券には記載がありませんでした。そうだとしても、もう疑心暗鬼になるやん。

ちなみにチェックインカウンターで、パスポート、EU居住のIDカード、印刷した航空券、アプリでの航空券のQRコード、全てを見せたので、対応してくれた職員にprefect!と言われました。(褒められて嬉しいのか複雑な心境に)

つまり、このビザチェックは国籍関係なく、移動がシェンゲン圏を越えるがどうかで必要になるのです。

もし、自分がビザチェックが必要かどうかもう分からへん!となった場合は面倒だとしてもオンラインチェックイン後に航空券を印刷してチェックインカウンターに並んで確認することをおすすめします。

搭乗口が開き、パスポートとアプリのQRコードを見せて待機。
私たちはスタンダードチケットのまま、荷物に関する追加料金を払っていないので、「NON-PRIORTY, SMALL BAG ONLY」とアプリの画面には赤字で大きく書かれています。
規定では40cm×25cm×20cm以内のかばんを一人一つまで。
もし、かばんが大きいと注意されればその場で圧縮したら幅40cm になるように計算。(家でシュミレーションまでした)
私の小さな貴重品かばんは主人のリュックに入れてもらうことにします。(姑息な手段)

ということで、主人がリュック一つ、私がボストンバッグ一つ。

こちらが今回の旅行で使ったボストンバッグ

ボストンバッグの横幅が50cmなので何か言われるかなー?と思いましたが、特に何も言われず拍子抜けするほどすんなり通過。

しかし、大きなバックパックを背負った男性は止められ、職員から何か説明を受けていました。
なので超過荷物のチェックは一応しているようです。私のボストンバッグは荷物が目一杯ではなかったので大目に見てもらえたのかもしれません。

搭乗口前にある荷物の大きな

正直、私たちのこのケチる方法はおすすめしません。搭乗口で罰金を払いたくなければ、事前にオプションを選択して追加料金を払うのが確実安全です。

結局、私たちは往復ともにスタンダードチケットに荷物の追加料金なしで旅行をしました。

事件は最後に

特に大きな問題も起きずに旅行を終え、あとは帰りの飛行機に乗るだけだと油断したときに事件は起きました。

復路の飛行機に搭乗する際に、ライアンエアーの地上スタッフにコロナのワクチン接種証明書か抗原検査の陰性証明書を聞かれました。しかし、私たちはブダペスト(ハンガリー)から陸路でスロバキアに帰ります。現在ハンガリーは国内の一時的な通過の場合、証明書の提示は不要です。(ちゃんと調べたよ)

その旨を伝えても信用してもらえず、何か調べてるし。そして私の日本のパスポートを渡していたのですが、(スロバキアの)在留カードは持っているか聞かれたので、持っていると言うと「なんで最初から出さないのよ!」とキレられました。
初対面でキレるの良くない。ほんまに。
パスポート見て、この日本人は在留カードを持っとんかな?と思ったら、「在留カードは持っていますか?拝見しても宜しいですか?」と言うべきではないでしょうか?

こちらは先方が何を確認しているのかも分からない状態やし、個人情報の塊の在留カードを誰かれ構わず見せたくないので、提示を求められるまではこちらから見せないようにしています。

まぁキレられながらも最終的には搭乗させてもらえました。
機体に向かって歩きながら、主人が「北欧の女性が怖いって聞いたことある、どうりで離婚率が高い訳だ。」とぼそぼそ言い出しました。
気持ちは分かるが悪口はあかん。

無駄を削ぎ落とし、低予算、荷物もミニマリスト、身軽に旅をしたいのであれば、ライアンエアーはとても魅力的な格安航空だと思います。
ただ、旅行だからと浮かれずに事前準備は入念に行うことはお忘れなきよう。

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