愛を込めた呼び名・愛称について

先日、主人の叔父夫婦に会いに行ったのですが、叔父さんは奥さんのことをMiláčik ミラーチクと呼んでいました。直訳すると、「愛する人」。

他にもMojko モイコ、Moj Zlatá モイズラタ などいろいろあるようです。

夫婦間の愛称だけでなく、家族、友人や同僚の間柄で親しさに比例してスロバキアでは愛称で呼び合うことが多いように思います。

スロバキアの人名はさほど種類が多くないので、愛称が多様化している様子。
長い古風な名前も、普段は基本的に愛称で呼ばれます。日本語でいう、~くん、~ちゃんみたいなものでしょうか。

大体は規則的に変化させたものです。
男性名なら語尾が~ンコ、~チェク、女性名なら語尾が~ンカ、~チカに変化することが多いです。

以下、いくつか例を並べてみます。

Jozef(ヨゼフ) Jožko (ヨシコ)
Štefan (シュテファン)Števko(シュテェウコ)
Števiček (シャテェウィーチェク)
Christian(クリスティアン)Kiko(キコ)
男性名
Jana(ヤナ)Janka(ヤンカ)
Eva(エヴァ)Evička (エヴィチカ)
Helena(ヘレナ)Hela(ヘラ)
Helka(ヘルカ)
Martina(マルティーナ)Maťa(マチャ)
Tina (ティナ)
女性名

個人的に驚いたのが、キコ。もはや原形ないやん、と突っ込みたくなりました。ティナはクリスティーナやティナの愛称でもあります。
男性名の語尾が~チェクになるのは主に幼少の頃に呼ばれる形だそうです。
主人は未だに叔母さんから~チェクで呼ばれています。彼女からしたら、いつまでも可愛い甥っ子ちゃんといった感じかしら。

ちなみに、この私のブログのプロフィール名のSavinkaも本名をスロバキアの愛称風にしたものです。
実際に義理の親戚からはこう呼ばれています。

夫婦でお互いに愛称で呼び合うのは、歳を重ねるとさらに素敵だなと思ったので、今は気恥ずかしいですが、私たち夫婦の間でも取り入れたいと思います。慣れるまで時間かかりそうですが。

主人に愛称について色々聞いていたら、自分はミラーチクよりもモイコがいいと。
まさかの注文。分かりましたよ、モイコ。

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