今週は区の助産師さんによる自宅訪問、実習を受け入れた看護学生の産後ケア訪問、息子の初めての予防接種といつも以上に忙しない一週間でした。
不器用な気遣い
普段は在宅ワークの主人ですが、出勤した日にケーキを買ってきてくれました。育児で疲れている私への気遣いのようです。
彼と出会ってから6年近く一緒にいますが、主人が日本で一人でケーキを注文して購入したのはこれが初めて。
不器用ながら労ってくれる優しさが嬉しかったです。
押しつけ、再び
予期せぬ気遣いに心が温まったのも束の間、始まりました。スロバキアの育児方法の押しつけ。
翌日にはまたスロバキア人の知人に電話で「ミルクが4時間置きは間隔が長すぎる!」と言われた、もっと頻回にミルクをあげないと可哀想だと言ってきました。
授乳の間隔が4時間空いても体重はきちんと増えているし、夜間は長く寝るときなんて6~8時間空くときもあるくらい。
体が平均より大きいから今は睡眠を優先して無理に起こしてミルクを飲ますことはしていません。
住んでいる地域柄、国際結婚の家庭が多いようで、自宅に訪問に来た助産師さんには「他に訪問した国際結婚の家庭でも外国人の旦那さんと育児方針で揉めて苦労している奥さんを見てきました。」と。
私だけではなかったのかという微かな安堵。
日本とスロバキアそれぞれの、様々な子育て方法や意見があるでしょうが、とにかく息子が何も問題なく健やかに成長してくれたらそれでいいのです。
経験と別れ
助産師志望の看護学生さんとのお付き合いは総合病院での妊婦健診からでした。
担当教員の先生から説明を受けて、私の妊娠出産が彼女の経験の役に立つのであればと妊婦健診、分娩、そして産後の自宅訪問と全てを受け入れました。
産後ケアの自宅訪問をもって、実習は終了。
妊娠中から縁あってお世話になりたった2ヵ月ほどでしたが、お別れは寂しいものです。
手仕事も忘れずに
季節の手仕事、柚子を購入してこの冬楽しめるようにジャムと砂糖菓子にしました。
私は母の作業を少し手伝っただけですが。
スロバキアでは手に入れられない柚子。
包丁をいれると台所に充満した日本の冬の香り。
今の時期、スロバキアでは街のクリスマスマーケットのホットワインや自宅で焼くペルニークなどのクリスマスの焼き菓子の香辛料(シナモンやクローブ、カルダモンなど)の香りが漂っているでしょう。
その匂いにワクワクもしますが、私はやっぱり日本人、柚子のしっとりとした寒さに馴染む香りが落ち着くのです。
ジャムはお湯を注いで柚子茶に。夜間授乳の後に台所の暗がりで飲んで一息つきたいと思います。
忘れかけていたクリスマス
年末に向けて買い出しや大掃除などまだまだやらないといけないことがあるのですが、その前にクリスマス!
私の気持ちはもう年末そして年始に向いているのですが、うちのスロバキア人、主人は「ケーキは何を焼く?もちろんカプスニツァ(酢キャベツスープ)は用意するやろ?」と。
意気揚々とクリスマスに食べる料理について話す彼、全く料理できません。しません。
楽しみにしているのが声色からも容易に伺えるくらいに嬉々として話す主人に「今年は(面倒だから)作りたくない」とは言えず。頑張って台所に立ちたいと思います。
とはいえ、母とメニューを書き出したり、買い出しに行くのは何とも楽しい!
少し早めに息子へのクリスマスプレゼントを購入しました。Trixie のプレイマットですが、生後2ヵ月の彼にはまだ早すぎたようでした…

年末には今年入籍した妹夫婦が顔を出してくれる予定ですし、今年もあと2週間、何とか駆け抜けます!