居間と談話室のリフォーム備忘録。

本日、購入したソファが届き、3週間かかった居間と談話室のリフォームが完了しました。

決断した9月

元々、リフォームは今年する予定は全くありませんでした。当初のライフプランではもう日本で生活している予定だったからです。

今年の春から日本に行くと言い続けても一向に日本へ渡航できる目処が立ちそうになく夏が過ぎた9月。
今年はスロバキアのこの田舎の家で冬を越すことを決め、以下二点のリフォーム計画を遂行することにしました。

・隙間風の吹く古い木製の窓を全て新調すること
・大半の時間を過ごすこととなる居間と談話室の内装を整えること

親戚に依頼した工事

窓は注文してから通常3週間で納品となるものでしたが、コロナによる不安定な物流事情によりドイツからの運送に時間がかかり、注文から8週間かかってようやく手元に届きました。

リフォームはリフォーム会社を経営している主人の親戚(以下Iさんと表記)に依頼することになりました。
スロバキアでも普通にリフォーム会社に依頼することもありますが、社会主義時代の名残なのか今でも知人友人親族の繋がりから工事を請け負ってくれる人を探すことのほうが多いです。

これまで数回、Iさんに会ったことがありましたが正直私は良い印象を抱いておらず、極力関わりたくありませんでした。(今年、主人でさえほぼ20年振りの再会)
もちろん、リフォームを誰に依頼するか主人と話し合ったときも私は彼に依頼することに反対をしましたが、主人は「親戚だから信頼できる」と。結局私の声は届きませんでした。

私の嫌な予感は後ほど的中することになります。

作業は泊まり込み!?共同生活のストレス

窓の納期が遅れたことで時間に余裕がありませんでした。コンクリートを固めるため、外気が氷点下になる前に作業を終えなければなりません。
そのため、私たちの家から車で片道45分ほどかかる街に住んでいるIさんたちに毎日通ってもらうのは現実的ではなかったので、泊まり込みで作業をしてもらうことになりました。

空いている部屋に3人分ベッドを用意し、食事もこちらで用意していました。

スロバキア料理・パプリカッシュ

2週間半、共同生活をした訳ですが、雑然とした家の中で食事の用意とプライバシーのほぼない生活、非常に疲れました。
最後は顔から表情消えてました。

リフォーム中、私が一番腹が立ったこと、それは親戚の誠実さの欠片もない勤務態度と作業工程を逆算できない要領の悪さ。

日が暮れて17時頃に早々に作業を終わらせ、夕食後はビール片手に夜中までカードゲーム。
就寝が遅いので、必然的に朝は遅めの起床。

ある作業では次の工程まで少し待たないといけないものもありますし、日の出ている間にできる限り外での作業をしてしまいたい。
様々な種類の作業を組み合わせて進めていくということができない人でした。
何度も素人の主人と私が作業を確認して声をかけないともうめちゃくちゃ進めるので、常に見張っている状態でした。
さすがに、作業の進捗に影響が出始めた後半に主人が一言苦言を呈しましたが。

このとき終わりが見えなくて半泣きになってた

しかし、スロバキア人皆がそうかというとそうではなく、パーケットリーの修繕を依頼したおじいさんはニカッと笑顔で8時前に来て、匠の技を光らせていたし。

どうしてこうも極端なんやろ?器用で勤勉な人と要領悪く怠惰な人と、極端やねん。中間の人おらんのか?

東欧のトラブルあるある

私の主人は滅多なことで怒りませんし、感情的になることはほとんど見たことがありません。
怒ると黙り込むタイプ。

作業の遅れから(連日の夜の飲み会の影響やん) あからさまにイライラして無駄に声を荒げて周囲の人を攻撃するIさん。
ついにはリフォームの依頼主の主人にも暴言を吐く始末。
諭しても全く聞く耳を持たないIさんに、ついに主人がキレました。
「もう我慢できへん!これ以上自分に暴言を吐いて攻撃したら、出ていってもらうからな!」
心ここにあらずの状態で「この人(主人)、こんなキレるんや。」とただ眺める私。

スロバキアを始め、東欧では家を建てる&リフォームでのトラブルは結構頻発しているようです。

極めつけは作業最終日、Iさんから追加で作業費用を請求されました。(嫌な予感的中)
元々、リフォーム代と言う名のお給料の金額は向こうから要求された分をすでに支払っています。
何だか足元を見られたなと。最後にモヤモヤしたのでした。
親戚とのトラブルだから余計面倒くさい。

快適な空間で

いずれは必要だった田舎の家のリフォーム。
全てが終わった訳ではありませんが、続きは日本から帰国してから。何年後になるか分かりませんが。

こちらが完成した談話室。壁の色から家具まですべて私が選びました。
ソファと暖炉以外の家具は中古品を購入しています。

兎にも角にも、自分の好みに変更した綺麗な部屋で過ごせることが嬉しい。
日本に帰国できることを待ちながら、目の前の暮らしを心豊かに過ごすこと、今の生活に集中したいと思っています。

お疲れ様でした、私。
あ、クリスマスの準備何もしてへん。

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