母として最初の一歩。

出産後、5日間の入院を経て自宅へ帰宅後に始まった育児ですが、一ヶ月健診まで色々ありました。
そんな私の育児の最初の苦悩の記録。

育児方法の押しつけ

日本の助産師さんの指導を無視して、「スロバキアではこう」「スロバキアだったら」と意見を押し通そうとしてくる主人と毎日のように言い合いをしていました。

今までだって、夫婦の間で問題があれば話し合いをして解決してきたのに。
子供が生まれてから夫婦の意思疎通が上手くできなくなってしまったように感じ、どう主人に接したら良いか分からなくなっていました。

強がりと崩壊

2週間健診では、私の顔色が悪く引きつった表情だったようで助産師さんには真面目で器用にこなすからこそ心配ですと言われましたが、「大丈夫です。(主人との意見の相違は)何とかします」と返事していました。

弱音なんて吐いたらあかんと思っていたんだと思います。

主人とは日に日に口論が悪化していき、ついには「子供を可愛いがっているように見えない、2週間健診で体重が増えていなかったし、君のやり方は間違っている」とまで言われて張り詰めていた心の糸がプツッと切れてしまいました。

産褥期に寝不足、そして理由が分からず泣く赤子に授乳してオムツを替える日々に心身疲弊していた私。
正直我が子を可愛いと思う気持ちの余裕さえありませんでした。

世の中の母親が皆、出来ていることが私は出来ていない
今、ここから逃げたい。その一心で明け方4時前に家を飛び出し、マンションの前のベンチで号泣しました。

どのくらい時間が経ったのか、主人が迎えに来てなだめられて帰宅しました。

いつの間にか他人軸

情報収集のために見ていたSNS、そこには「新生児期はあっという間」「子供が可愛くて寝不足でも頑張れる」
インターネットには「新生児は16~20時間寝るものだ」

10~12時間しか寝ない我が子に、SNS上の他の母親たちのように全く思えない自分はおかしい、母親失格だと自分で自分を責めて追い込んでいたのだと気がつきました。
そして完全なる産後うつ

母の言葉

母には「あんた、まだ母親になって3週間やないの!育児が完璧にできる訳がない、失敗をしながら母になり子供が大きくなるんや。」と言われました。

主人とは生まれた国も文化も違う、他人を変えることはできない。だけれど、ぶつかりながらも前を向く強さがほしい。
お互いが父となり、母となり、夫婦としてさらに成熟していけたらと思っています。

子供を持つということは、人生で初めて自分の思い通りにならない存在を持つということ。
だから苦しむこともあるし、だから予期せぬ喜びがある。
私の、母親になった人生はまだ始まったばかり。

拭えぬ不安とともに

生まれてまもない頃は22時から3時頃まで大泣きしていた息子は今、夜はよく寝て、日中はぐずって全然寝ないようになりました。

一ヶ月健診では今のところ発育に問題はなしと言われても、漠然とした不安な気持ちは少なからず心にあります。

主人とはまだ意見の相違はあるものの、お互いに歩み寄って上手く妥協点を探りながらやっていくことになりそうです。

育児を楽しく思える余裕はまだありませんが、
少しずつ、肩の力を抜いて一歩ずつ進んでいけたら。

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