土曜日の朝は三文の徳、朝市へ。

先週の土曜日、久しぶりに都市へ買い物に出かける予定でしたが、思いのほか早く目覚めたので、予定より早めに家を出て、朝市も覗いてみることにしました。

五感で愉しむ、市場での買い物

今回訪れた朝市はスロバキア第二の都市コシツェの旧市街から一本路地を抜けた、ドニミカ広場 (Dominikánske námestie) にある通称コシツェの花市

花市というだけあり、この時期は特に花やハーブ、野菜の苗を売っている露店が半数を占めている印象でした。

スロバキア人の生活に花やハーブは欠かせません。都会のアパート住まいだとしても、狭いバルコニーにプランターを置いて季節の花を植えて暮らしに色を、そしてハーブで毎日の食卓に香りを添えるのです。

とても些細なことですが、暮らしを豊かにする術を自然に実行している人が多く、とても感心します。

朝市で売られている食材を見ていると、その国の食文化を反映していて面白いですよね。
ちょうど、苺や杏が出回り始めて鮮やかな赤色とオレンジ色が目を引きました。

また、おばあちゃんたちが手作りのスープ用パスタや飼っている鶏が産んだ卵を売っているのもスロバキアらしいなと思います。

こちらの朝市は朝7時から正午までの営業です。(日曜日定休)
特に8時から10時は人も増えて市場がとても賑わう時間帯です。

実はとても合理的、市場にカゴを持っていく訳

市場にカゴ、一見お洒落なだけに見えますが、とても合理的なんです!

  • 軽い
  • 果物など潰れやすいものも入れても、衝撃から守ってくれる
  • 通気性が高いため、蒸れない

朝市での買い物を終え、旧市街に戻るとすぐにカフェがあります。
テラス席は多くの市場帰りの人たちがコーヒーで一服していました。

大幅に新型コロナウイルス流行に伴う規制緩和がされた後の土曜日だったのこともあり、非常に多くの人出で賑わっていました。

市場横のカフェは満席(現在テラス席のみ営業)、噴水では子供たちが走り回ってはしゃいでいました。

人とふれ合うことで感じる活気ってこんなだったのかと、久々に感じた感覚に戸惑いつつ、少しずつ日常が戻りつつあることが目に見えたことに嬉々たる思いが込み上げてきたのでした。

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