名前の日、おめでとう。

皆様、「名前の日」(Meniny) はご存じでしょうか?私はスロバキアに来るまで知りませんでした。
スロバキアのカレンダーにはキリスト教の聖人の名前が日ごとに割り当てられています。
名前の日とは、カレンダーに割り当てられた自分の名前にちなむ聖人をお祝いをするというもの。
スロバキアのカレンダー、手帳には必ず日付の横に小さく記載されています。村のゴミ回収日カレンダーにも、ネットニュースの日時にさえも。

そもそも、スロバキアでは、この聖人たちの名前から子供の名付けをするのが一般的なのです。
日本のように音や漢字の意味、画数で名前を創作するということはしません。

主人が子供の頃は誕生日と同じくらい名前の日を盛大にお祝いしていたそうです。
成人してからは子供のときほどお祝いはしなくなったそうですが、親戚や友達からお祝いのメール、同僚からチョコレートをもらったりしていました。
日本人からすると、一年で誕生日が二回あるような感じでしょうか?

ちなみにこの「名前の日」、他のヨーロッパ諸国にも存在する国としない国があるようです。
ヨーロッパ在住の方、いかがでしょうか?

言語を始め、文化から色んなことが似ているチェコとスロバキアですが、(元々は一つの国でしたし) なんと名前の日の聖人の配列が違うのです!(そこは違うんかい)
つまり、今日はスロバキアでは主人の名前の日ですが、チェコでは違う名前が名前の日という…

実は私の名前もあるんです。名前の日が!
ないだろうと思っていたら存在していまして、スロバキアだと男性名だそうですが、まぁいっか、ということで12月5日が私の名前の日です。
まさかスロバキアにも存在する名付けをしたなんて、私の名前を考えて付けてくれた母もびっくりだと思います。

私自身、自分の名前はとても気に入っていますが、今まで(音だけでも)同名の人に出会ったことがなく、思春期に少し馬鹿にされたこともあり、当時は他人と被るような名前で良かったのに、と思ったこともありました。

そんな今日は主人の「名前の日」です。
名前の日、おめでとう。

今日は林檎のシュトゥルードゥラを焼きました。(冷凍のパイ生地で楽ちん)
オーストリアのお菓子ですが、スロバキアでもお馴染みです。昔はオーストリア・ハンガリー帝国で一つの国でしたからね、その名残がお菓子にもあるなんて面白いですよね。

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