写真で振り返る2年前のクリスマスマーケット。

今日、スロバキア政府はロックダウンの延長を決定しました。

首都ブラチスラバの旧市街のクリスマスマーケットは開催されているようですが、屋外にもかかわらず入場にはワクチン接種証明書の提示が必要のようです。
地方都市のクリスマスマーケットは軒並み中止となりました。

残念ですが、せっかくなので2年前に私が訪れたクリスマスマーケットの写真を振り返りたいと思います。

スロバキア北東部、スピシュカー・ノヴァ・ベスのクリスマスマーケット

このブログでもちょいちょい登場しているこの街ですが、タトラ山脈の麓に近い街ということもあり、非常に寒さの厳しい地域です。一番寒い時期で気温マイナス20度になることも。

中世は現在のポーランドから物流の拠点となっただけにクリスマスマーケットでも日用品や毛皮のコートなどの露店が並びます。

クリスマスマーケットに必ずあるベツレヘム。キリストが誕生した瞬間を表したオブジェです。
クリスマスが宗教行事だとしみじみ。

地元のご婦人方が美声を響かせていました。
防寒のために頭に巻いたスカーフが何ともチャーミング。

スロバキア第二の都市、コシツェのクリスマスマーケット

コシツェの旧市街で開催されるクリスマスマーケット。規模は大きくありませんが、イルミネーションの光に浮かびあがる街の象徴、聖アルジュベータ大聖堂が幻想的です。

ウクライナ西部、ウジホロドのクリスマスマーケット

私たちの住んでいるところから一番近い国境はウクライナとの国境です。(車で20分ほど)

安全性に不安がある移動遊園地
大鍋で炊かれるホットワインとグラーシュ
名も知れぬ干し魚、インパクト強過ぎ

ちなみにロシア正教であるウクライナのクリスマスは1月9日です。
年末に向けてスロバキアに出稼ぎに来ているウクライナ人の帰省ラッシュが始まります。
しかしこの時期に何も考えずにウクライナに向かったことで痛い目に逢いました。
国境越えはスロバキア側からバスに乗ったのですが、EU圏を出るのでパスポートチェックがあります。そう、バスと車の長蛇の列。2時間待ちました。

帰りはもっと地獄でした。これだけ遅延するとバスのダイヤはないに等しい。
真っ暗な寒空の下、ジプシーにお金をせがまれながらバス停で待つこと3時間
無事バスに乗れたと安堵したのも束の間、再び国境で2時間待ちました。
日付が変わる前に帰宅できたのが奇跡でした。

16時には真っ暗になるこの時期のスロバキア、仕事終わり、学校終わりに家族や友人と集まり、寒い寒いと言いながらもホットワイン片手に会話を弾ませ、クリスマスを心待ちにするのです。

来年こそはこの光景が戻ってきますように。

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