コロナ禍以降、発行停止となっていたビザですが、2年半待ち続けてついに主人の就労ビザがおりました。
日本大使館のある首都から500km 離れたところに住んでいるので、主人は代理人で申請。
ビザが添付されたパスポートを見たとき、手が震えるくらいの喜び。
日本行きの目処が立った喜びの最中、実は住んでいる村のご近所さんとの関係に亀裂が入るようなことがこのところ立て続けに起きて思わず溜め息が出てしまうようなこの頃でした。
スロバキアの田舎ケーキ
庭のスグリが熟したので、スロバキアの典型的な家庭のケーキを焼きました。
生イーストを使用した菓子パンです。
バターはほんの少ししか入っていないので、パウンドケーキのようなバターケーキに比べて重くなく、果物の程よい酸味と甘ったるくないパン生地で夏でも食べやすいです。
主人の祖母が夏の間に次々と取れる果物でこの菓子パンを焼いてくれたそうで、彼にとっては田舎の夏の思い出の味のようです。
天板いっぱい焼き上がった菓子パン、私と主人では食べ切れないのでご近所にお裾分けに行きました。
(関係がこじれたお宅へは今回自粛)
ついでに作ったカレーパンが案外スロバキア人に好評でした。
やっぱり人からありがとうや美味しいって言われると嬉しいわぁ。
経験から学んだ気づき
他人は変わるし、それはどうすることもできない。
ただ私たちは今まで通りに他者に接して、関係が悪くなってしまったら悲しいけれど仕方ない。
常に誠実さと思いやりを忘れずにいようと思わされました。
生活の拠点が日本になるタイミングでこのようなことが起こるのは何かの転機なのかもしれません。
お裾分けの帰り道、家の横に大きな虹が架かっていました。
このままでええよ、間違ってないと言われているようで、何だか元気が出た土曜日の夕刻でした。