五月はロマンチスト。

スロバキアには5月に関するロマンチックな慣習や言い伝えがあります。

想いを伝える白樺の枝

5月1日の前夜、男の子が意中の相手の家にリボンのついた白樺の枝(maj)をこっそりと(ここがポイント)結びつけます。
翌朝、それを見つけた女の子は誰かさんからの好意に心踊らせるのだそうです。

奥ゆかしいのか大胆なのか。聞いているだけでこちらの心がときめきます。

さらに5月1日に桜の木の下でキスをすると、二人の愛は深くなると云われています。

5月の到来を祝うStavanie majov

現在は、木々や草花が冬から目覚め、森や草原が鮮やかな緑で覆われ始める5月の到来を祝う意味で、色鮮やかなリボンをつけた白樺の木を玄関先に飾るのです。

特に田舎の村を通ると、家々に並ぶ白樺になびくリボンが本当に綺麗です。とても可愛らしい季節行事だと思いませんか?

リボンも赤青黄緑とまるで虹のような色使いや、パステルカラーや同色でまとめたものなど。それぞれのお宅による趣味が垣間見れて面白いです。
個人的には、白ピンク薄紫がラブリーで好きです。

リボンのついた白樺の木は街の中心地でも飾られているので、5月にスロバキアに訪れた際は是非とも探してみて下さいね。

また、通常4月の下旬には自治体主催のお祭りが各街や村で催されるそうですが、現在の世情により昨年も今年も開催はされませんでした。再び、大きな柳を飾り、民謡の合唱が聞こえてくるスロバキアの5月1日が迎えられますように。

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