中欧を巡る喜怒哀楽旅。

スロバキアに戻ってきてから早くも1ヵ月が過ぎました。
そして、母と母の友人は一足早く日本へ帰国。
予定を目一杯に詰め込んだ長いようであっという間だった母たちとの1ヵ月を振り返ります。

スロバキア式スローライフを体験

村での暮らしを少しでも体験してほしくて、庭の果物を収穫してジャムを作ったり、隣町に蜂蜜を買いに行ったり。(家のガレージで養蜂をしている方)

庭でスロバキア式のバーベキューもしました。(焚き火で直にソーセージを炙る)

お城に泊まってみたい!

お城に泊まってみたいという母たちのプリンセスな願いを叶えるため、宿泊できるお城を探すとありました。

リプトウスキー城14世紀に建てられた石造りのお城で、大規模な改修工事を経たお城と邸宅は現在はホテル&レストランに生まれ変わっています。
(結婚式のパーティーとかもできるらしい)

部屋は一つとして同じ内装のものはなく、当時の壁の塗装を残していたりとクラシックに整えられた内装にこのお城が抱えてきた年月の長さの中の深さを感じる空間でした。

黒海のリゾート?

ブルガリアのブルガスに海水浴へ。
母には思っていたのと違うビーチリゾートだと言われましたけれど、スロバキアとはまた違った風土に何だかんだ楽しんでいたし、息子にとっては初めての海でした。
(ほとんど砂と貝殻で遊んでいたけれど)

2年前の夏にも訪れたブルガリア、滞在の詳細はこちら(過去ブログ)をどうぞ。

ヨーロッパアンティークを手に入れたい!

母と友人は蚤の市が大好きで、特にヨーロッパアンティークがお好み。
そのため、滞在期間中に行ける蚤の市を探してハンガリーのミシュコルツ、スロバキアのヴジミールへお宝探し。

隣国も訪れたい!

お隣ポーランドへも足を運びました。
弾丸でクラクフ観光、そしてノヴィータルグの市場でこちらの人々の暮らしを垣間見るようにお買い物。

母たちは国を跨ぐと通貨が変わることにとても混乱していました。
会計時、パニックになってすぐにお札を出すから、貨幣で財布が重くなる一方。

ちなみにスロバキアはユーロ、ポーランドはズロチ、ハンガリーはフォリントと三か国ともEU圏内シェンゲン圏内でありながら、通貨は違うのです。

皆様、ご存じでしたでしょうか?

世界一美しい廃城

主人の実家へ向かうときにいつも高速道路から眺めていたスピシュ城へ。
12世紀に建てられた石造りのこのお城は世界一美しい廃城とも呼ばれているそうな。
丘の上に聳え立つ白く荘厳に佇んでおり、城から見下ろすスピシュ地方の景色の美しいこと。
残念ながら、現在は長期に渡る大規模修繕工事中。
またドライブがてらに訪れたい場所です。

11世紀に建設が開始された聖マルティン大聖堂(スピシュ城とその関連文化財)のステンドグラスは圧巻です。
後期ロマネスク様式の厳かな造りの大聖堂には13世紀に描かれた壁画が残されています。

夏祭りの賑わいを体験したい!

夏といえばお祭り!
露店を見て回り、皆で観覧車に乗って街を望みました。

スロバキアの夏まつりについて詳しくはこちら(過去ブログ)をどうぞ

非日常から日常へ

この1ヵ月は田舎の家を拠点にしつつも観光のために移動と宿泊を繰り返していたので、旅行から暮らしへ移行できるかな。
でも母たちがいなくなって、静かな家の中にいると急に寂しい気持ちが滲み出てきました。

スロバキアへ来る前は訪れる場所のリサーチ、航空券と宿の手配、スケジュール確認と母たちにスロバキア滞在を楽しんでほしくて、一生懸命準備をしてきました。

しかし、乳児を連れた連日の移動や一年空けた家での不便な暮らしで些細なことで見苦しい夫婦喧嘩を見せてしまったことが大きな後悔です。

特に最初の一週間は息子は時差ボケなのか、生活環境の変化からなのか、夜間全く寝なくなり、日中はひどくぐずっていました。
それが長旅で疲れている体には辛かった。

それでもできる限りのことはしたし、二人がスロバキアに来て、中央ヨーロッパに滞在して楽しかったと少しでも思ってくれてたらいいな。

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