マデイラ島(ポルトガル)旅行記2022②

Santana(サンタナ)

マデイラ島と聞くと、南部に位置する首都のフンシャルが有名で、ヨーロッパのご年配の方々に人気のリゾート地というイメージが強いですが、(実際に多いですが)実は島の北東部には多くのハイキングコースやトレッキングコースが点在しており、マデイラ島の山の自然を目当てに訪れる人も多いのです。

私たちはフンシャルからバスで2時間かけて北部の村、サンタナへ。
写真は茅葺屋根の伝統的な家屋。カラフルな塗装は邪気から家を守るためだそう。
現在、中はお土産屋さんと観光案内所となっています。

サンタナ村の周辺にもいくつかのハイキングコース、自然公園があります。

ロープウェイでMonte(モンテ)へ

フンシャル中心街からモンテを繋ぐロープウェイがあり、フンシャルの観光の定番となっているようです。
フンシャルの家々の見下ろしながら丘を登っていきます。

モンテの丘に佇むこちらの聖母教会、マデイラ島に亡命し、1922年に亡くなったオーストリア・ハンガリー帝国最後の皇帝ハプスブルク家、チャールズ1世のお墓があります。

チャールズ1世は、オーストリア・ハンガリー帝国皇帝フランツ・ヨーゼフ1世(后妃はかの有名なエリザベート、愛称シシー)の甥にあたる人物で世の政治に翻弄され、マデイラ島に辿りつき、生涯を終えました。

かつてオーストリア・ハンガリー帝国であったスロバキア、大西洋に浮かぶ島に歴史的な繋がりという新発見に、主人は興味深いと嬉しそうでした。

旅先でも助け合う兄弟、チェコ人とスロバキア人

ちょっと話が脱線しますが、今回の旅行で私にとって面白いなと思った出来事があったので。
マデイラ島はヨーロッパで人気のリゾート地と紹介しましたが、街を歩いていても多くのチェコ人観光客を見かけました。
チェコでも人気なんですかね?

ある日レストランで夕食をとっていると、向かいの席にチェコ人の友人夫婦グループが座りました。主人がそば耳を立てていると、(失礼極まりない)メニュー表の英語の読み取りに苦戦しており、注文を決めかねているようでした。
主人がもし良ければ、と助言を申し出ました。チェコ人の方々も主人がスロバキア人だと分かると軽い世間話を挟みながら無事に注文完了。 Dobrú chuť!

またカマシャ村を訪れた際、帰りのバスで偶然チェコ人の団体客と遭遇しました。
(声をかけた瞬間、主人はおじさんに本当に「兄弟!」と呼ばれていました)
お互いこのバスでフンシャルまで帰る予定だったので、車内では冗談を言いながら、訪れた観光地の感想やおすすめなど情報交換をし合っていました。

この情報交換は社会主義時代、非常に重要で今でもその慣習の名残なのか、旅先でも気軽に声をかけ合う様子は日本人の私からすると微笑ましく感じました。
恐らく世界的にみてもチェコ人とスロバキア人の関係性は珍しいのかと。
政治的、歴史的な背景があるにしても他者に寛容に接する行動は見ていて気持ちの良いものです。

マデイラ植物園

マデイラ植物園マデイラには数多くの植物園や公園がありますが、ここが一番規模が大きいと思います。

モンテからもう一つのロープウェイを乗り継いで行くことも可能ですが、(運賃が高いので)私たちはフンシャル中心街から路線バスで訪れました。

植物園内の手入れされた植物の美しさもさることながら、フンシャルの丘の上に位置しているので、展望も良好。植物園内にはカフェもあるので、休憩もできます。

年一度、花の島のフラワーフェスティバル

今回、この時季にマデイラ島を訪問した最大の目的がマデイラ・フラワーフェスティバル!

街の中央通りには露店が立ち並び、フレッシュジュースやマデイラワインに様々な植物の球根や苗が売られていました。

フラワーフェスティバル最初の日曜日の午後に開催される、メインイベントのパレード

華やかで可愛らしい衣装を纏った現地の女性や子供たちが音楽に合わせて踊りながらフンシャルの春の到来を祝います。フロート車は生花で装飾されており、豪華で迫力があるの一言。

当日のフンシャルの気温は23度ほどだったのですが、雲ひとつない快晴。
モロッコのマラケシュとほぼ同緯度に位置するマデイラ島、肌に照りつける太陽の熱は強く、あっという間に日焼けしてしまいました。(暑いというより焦げる)

Forte de Sao Tiago(フォルテ デ サン ティアゴ)

フンシャル中心街の端に位置する要塞。溶岩岩と黄色のコントラストが美しい。

Camara de lobos(カマラ デ ロボス)

フンシャル中心街からバスで30分ほどの港街。

こちらに訪れるには、現地の観光ツアーの周遊バスに申し込むのが一般的ですが、路線バス3系統一本で訪れることも可能です。(フンシャル中心街から出ています)

街自体はこじんまりとしており、中心街は1時間もあれば一周できてしまいます。フンシャルよりもローカルな雰囲気ですので、ゆったり街歩きがおすすめです。

港から見上げるバナナ畑が美しい

ローカルな移動手段にはご注意を!

比較的、路線バスを利用して移動していた私たちですが、なかなか苦労した点がありました。
(これも経験)

フンシャルの公共機関として路線バスが走っています。運賃は乗車時に直接運転手に支払うか、プリペイドカードを購入して入金し支払うかです。
プリペイドカードはフンシャル中心街で購入することができます。
プリペイドカード(Giroカード)で支払うと割引運賃になるので、何回も利用するならプリペイドカードを購入するほうがお得です。

問題はバスの運行ダイヤです。
バス停に運行ダイヤの紙が貼ってありますが、バスは時間通りに来ません。
運行ダイヤから10~20分遅れてくるのは当たり前で、乗り継ぎなんてできないやないか、なんて思ってしまいます。
ちなみにグーグルマップのルート検索でバスの時間を調べていましたが、こちらに表示された時刻と運行ダイヤの時刻は異なり、そして実際バスが来た時刻は別でした。

効率的に手間をかけずに観光したい方は、現地の観光周遊バスやツアーに申し込むのをおすすめします。ローカルな移動手段を経験するのも悪くはないですけどね。

Cristo Rei(クリスト レイ) 

クリストレイ像というと、リスボンのものが有名ですが、マデイラ島にも存在します。
詳しいことは分かりませんが、この像の先に伸びる階段を下ると絶景があるので訪れてみました。

お天気が良かったこの日、デゼルタス諸島も見え、大西洋はきらめきフンシャルの街を一望できました。

クリストレイ像の下は断崖絶壁ですが、ロープウェイで下のビーチまで下りることができます。

海底火山の噴火で誕生したマデイラ島のビーチは砂浜ではなく、小石。
よく見ると波で研磨された溶岩石もあります。
この日はよく晴れた日曜日だったこともあり、現地民たちが海水浴と日光浴に来ていました。
水温は海流の影響で低めですが、せっかくなので水着に着替えて足だけ浸かって大西洋を楽しんだことに、、、

タイル装飾の美しい教会・大聖堂

ポルトガルといえば、アズレージョと呼ばれるタイル装飾
教会や大聖堂の装飾にも使用されており、カトリックキリスト教会でもスロバキアとは異なった雰囲気を醸しています。

数ある教会の中でも私のおすすめはサン・ジョアン・エヴァンジェリスタ教会の塔の上です。
内装豪華さも一見の価値ありですが、是非とも塔の上に上がってみて下さい。
フンシャルの火山活動でできた起伏と褐色の屋根と白い外壁が印象的な街並みを一望することができます。

気候も良く、ゆったりと過ごしたい方にはおすすめの休暇先、マデイラ島。
誰か様のご旅行の参考になれば幸いです。

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