夏至を過ぎ、これからまた冬に向けて少しずつ日が短くなっていきますが、それでも日没は21時前の現在のスロバキア。
太陽の動きに合わせた起床と就寝
こちらの年配の方と話していて聞いた、スロバキアの古き良き?生活リズムが面白かったので紹介します。
夏は日の出とともに起きて活動し、最も日差しが強い午後に長めの昼寝をします。そして日没まで外で作業したりして真夜中頃に就寝。
私たちは田舎の村の集落で暮らしているので、確かに今だと5時にはすでに誰かが外で作業していたり、話し声が聞こえます。
この村や周辺地域の主な産業が農業や酪農だからこそ、今でもこのような昔ながらの生活リズムが少なからず残っているのでしょう。(もちろん、都市生活ではこのような生活習慣はもうありません)
冬も日没後(大体16時半~17時)にすぐに就寝。真夜中頃に起床し、明け方頃まで仕事したり、隣人宅に集まってお茶を飲んだりしていたそうです。そして明け方から日の出まで寝るのだとか。
今の時代もう真夜中のお茶会なんてしている人はいないでしょうが、夜更けに皆で暖をとりながらお喋りなんて絶対楽しいことでしょうね。
そう、二部構成の睡眠サイクルなのです。
そして夏も冬も日の出と日没を基準にした生活。
季節に応じて睡眠時間を大きく変化させるなんて、何とも器用なスロバキアの人たちだと思いませんか?
実践してみると
真似てみようと、この頃4時半起きと午後の昼寝を実践しているのですが、朝は空気がひんやりしていて活動しやすいですし、日が昇りきるまでに家事などを済ませると気持ちにも余裕が出てきます。
私は元々朝型人間で、睡眠をきちんと取っていれば早起きは苦痛ではなく、夜はすぐに眠くなってしまうタイプなので合っているのかな?
逆に主人が完全なる夜型人間で、夕方から夜中にかけて活発になるんです。捗るからと夜中から明け方まで仕事をすることも多いです。在宅ワークだからこそ、余計に自分の生活リズムに合わせたいのでしょうが。
私はお構いなしに布団にもぐり、寝ます。
スロバキアにおいてもほぼ消滅しているこの生活リズムですが、スロバキアで今の生活をしている限り、私なりに緩く自身の生活に取り入れようかと思っています。