スロバキアはチーズの秘境

世界のチーズの名産地といえば皆さんフランスやスイスなどの西欧諸国を思い浮かべることかと思います。
しかしスロバキアも酪農大国。今回はスロバキアで売られている中欧特有のチーズを紹介したいと思います。

写真右・ブリンザ 写真左・オロモウツケースィレチキー

Bryndza (ブリンザ)
羊乳のチーズで独特の匂いと酸味のある塩気の強いフレッシュチーズ。主にポーランド南部とスロバキア北東部で製造されています。クセが強いのでスロバキア人でさえ好き嫌いが分かれます。
スロバキアの代表的な料理、Bryndzové halusky (ブリンゾヴェーハルシュキ)はこのチーズがたっぷり使われるじゃがいものパスタのようなものです。東スロバキアの郷土料理の一つ。

Olmoucké syrečky (オロモウツケースィレチキー)
原産地はチェコで、元々オロモウク市で売られていたことから名づけられたようです。
熟成によって、独特の色味と匂いがあります。脂肪分は0.6%
主人はパクパクとおやつ感覚で食べます。私はスロバキアに来て間もない頃に食べてみたのですが、匂いと食感が苦手でそれ以来食べていません。日本でいう納豆のような食べ物でしょうか。

Korbačiky (コルバチキー)
三つ編みが可愛らしい弾力のあるチーズ。クセもなく、ちょっと塩気がありますが日本人にも食べやすいと思います。薫製バージョンもこれまた美味しい。
朝食や軽食に、スロバキアの食事パンの一種ロジョクと食べることが多いです。

どのチーズもスーパーマーケットで手軽に購入できるので、スロバキアにお越しの際は是非食べてみて下さい!

そういえば、主人が来日したときに日本のスーパーで売られているチーズの値段を見て驚いていたのを思い出しました。
スロバキアではチーズは安価な食材の一つですから、彼にとってはカルチャーショックだったようです。
私からしたら、スロバキアの大型スーパーの量り売りコーナーでおばちゃんが5kgのチーズの塊をスライサーで切っているほうが驚きでしたけどね。

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